夜。

私は自分の部屋で烈火と撮ったプリクラを眺めていた。

本当にかっこよくなったなぁ・・・。

華奢な体つきなのに・・・凄い力強いし。

なんか今日は烈火にドキドキしっぱなし///

「あ・・・烈火にプリあげてないや・・・」

携帯を開いて、時間を見る。

時間は10時30分。

「起きてるよね・・・?」

部屋の窓を開けて烈火の部屋を見る。

電気はついていた。

そのまま板を渡り、烈火の部屋の窓をノックする。

「烈火ぁ?」

名前を呼んでも返事が無い。

ガラガラ

窓を開けて中を見る。

電気はついているのに、烈火の姿は無い。

「お風呂かな?」

部屋の中に入り、窓を閉める。

机とベッド、本棚以外なにも無いシンプルな部屋だった。

机の上には、なにかの薬と水があった。

「調子悪いのかな・・・」

いつも置いてあるはずの携帯と財布が無い。

烈火はいつも机の上に置いているのだ。

「どっかに出かけたのかな?」

そう呟いた瞬間、烈火が部屋に入って来た。