鍵は閉めました。
それは毎日する当然のことであり、この日に限って鍵を閉め忘れるなどということはありません。
今日はトラがいますが、いつもはこの大きな家に私は一人きりでいます。
なのでいつもしつこいくらいに戸締りは確認するのです。
しかし、先程の音は確実に玄関のドアが開いた音。
私はすぐにトラを呼び玄関へと向かいました。
トラを先頭に、イオ、私の順番で廊下を歩きます。
私は怖くてイオにずっとしがみついていました。
「姐さん、誰かいますよ・・・。」
暗がりに見えたのは人の影。
私とイオは廊下の隅で待ち、トラは一人で人影につかみかかりました。
「この野郎っ!この家に何の用だ!!!」
「マコ!電気!」
イオの言葉を聞き、すぐに玄関のライトをつけました。
「痛えって!放せよ!クソッ!」
あらら?もしかしてこの声は・・・。
「もしかして、サボですか?」
馬乗りになったトラの下にいたのは、案の定サボでした。
すると玄関のドアが開きます。
「だから言ったのに。サボって本当に人の言う事聞かないよね。
これじゃ不法侵入になるよ。」」
そこに現れたのはシーナでした。
「シーナ!?何故二人ともここに?」
「サボが家賃を請求されてて、支払うまで部屋に入るなって言われたんだって。
だからマコの家に遊びに来たの。」
サボがここへ来た理由はわかりますが、何故シーナまでここに?
「給料日が明日でさ、今すぐに払えないんだよ。
だから勝手に鍵開けて入ろうと思ったらこのザマだ。」
「呆れた。なんで勝手に入ろうとするのよ。」
ため息混じりにイオは言いました。
「それより、この人は誰?」
シーナはトラを睨みつけました。
ああ、なんだか厄介なことになりそうな予感がいたします。
それは毎日する当然のことであり、この日に限って鍵を閉め忘れるなどということはありません。
今日はトラがいますが、いつもはこの大きな家に私は一人きりでいます。
なのでいつもしつこいくらいに戸締りは確認するのです。
しかし、先程の音は確実に玄関のドアが開いた音。
私はすぐにトラを呼び玄関へと向かいました。
トラを先頭に、イオ、私の順番で廊下を歩きます。
私は怖くてイオにずっとしがみついていました。
「姐さん、誰かいますよ・・・。」
暗がりに見えたのは人の影。
私とイオは廊下の隅で待ち、トラは一人で人影につかみかかりました。
「この野郎っ!この家に何の用だ!!!」
「マコ!電気!」
イオの言葉を聞き、すぐに玄関のライトをつけました。
「痛えって!放せよ!クソッ!」
あらら?もしかしてこの声は・・・。
「もしかして、サボですか?」
馬乗りになったトラの下にいたのは、案の定サボでした。
すると玄関のドアが開きます。
「だから言ったのに。サボって本当に人の言う事聞かないよね。
これじゃ不法侵入になるよ。」」
そこに現れたのはシーナでした。
「シーナ!?何故二人ともここに?」
「サボが家賃を請求されてて、支払うまで部屋に入るなって言われたんだって。
だからマコの家に遊びに来たの。」
サボがここへ来た理由はわかりますが、何故シーナまでここに?
「給料日が明日でさ、今すぐに払えないんだよ。
だから勝手に鍵開けて入ろうと思ったらこのザマだ。」
「呆れた。なんで勝手に入ろうとするのよ。」
ため息混じりにイオは言いました。
「それより、この人は誰?」
シーナはトラを睨みつけました。
ああ、なんだか厄介なことになりそうな予感がいたします。