私とイオはクラスが別々。

ですから私はイオと別れて教室へと行きました。

いつも通り退屈な授業を半分上の空で聞いていると、なんだか段々と気分が悪くなってきたのです。

朝はなんともなかったのに・・・。

一気に私は不安に駆られました。

だってこんなこと初めてなんですもの!!!
こんなに吐き気がして頭痛が酷くて・・・。

今すぐにでも横になりたい気分で一杯だった私は、取り敢えず先生にその旨を伝え、医務室へと行きました。




 歩くのもやっとで、ついに医務室に私はたどり着きました。

意識が朦朧とする中で見たのは『担当者不在』の文字。
何故このような緊急事態の時に医務室の先生がいないのでしょう?

最悪・・・。もう死ぬかもしれない・・・。

念のためにドアを開けてみようとしたのですが、案の定鍵がかかっていました。

私はふらふらと覚束ない足取りで、同じ階にあった図書室へと向かいました。
とにかく横になって休みたかったのです。

今なら図書室は誰もいないはず。

やっとの思いで図書室へと行き、椅子に腰掛け、気分を和らげようとじっとしていました。

しかし一向に気分は良くなりません。

最悪、ここで吐いてしまうかもしれない・・・そんなことを思っていた時でした。



私は貴方に出会ってしまったのです。