「ありえない・・・・」



机にぐでーっと身体を預けて、ため息とともに呟いた。



いや、ほんとにありえない。


その辺で、きゃあきゃあはしゃいでる女子にすら、なんだか殺意を覚えてきた。




どうして、あたしがイキナリ生徒会に入らなくちゃいけないわけ!?


イキナリ、転校させられて。


イキナリなんていちばん嫌いなんだ!


物事はちゃんと、順番どおりにいかないと不満だ!!



「ぉうぇー・・・」




呻くとも、吐きそうともいえないようなことばを発したあたしにかぶさる、ひとつの影。