「おもしろかったでしょ~お?」

「は?」


「秘密にしといたほうがしーちゃんも、楽しいかなあって!えへ☆」


えへ☆と笑う母親に今までにない、殺意を覚えたのは言うまでもない。


「お母さんのあほっ!!」


私はそう言って自分の部屋にズンズンと帰る。
リビングのほうで、

「ママでしょッ!しーちゃんっ!」


って言ってるお母さんの声が、私の怒りを増幅させた。