「それより、私が"選ばれた"って、どういう意味なの?」


そうだよ。
選ばれたって何!?


「あぁ。そうだねぇ・・・」


ゴクッ

思わず、唾を飲み込む。



「昨日の人たち、覚えてる?」


「昨日の人たち・・・?」


頭に浮かんだのは、病的に美形な"サマサマ軍団"。


「・・・あぁ、サマサマ軍団?」


私がいうと、美形くんは「サッ・・・うん。まぁそうだけど」と苦笑した。



「とりあえず昨日のこと、思い出してごらん?」


・・・昨日のこと?

「嫌です」


顔を歪めながら言った。


だって・・・