SSマジック

プリントを探そうと必死でカバンをあさる。
探しても探してもそれらしきものは出てこない。

和人はため息をつき、立ち上がり、部屋を出ていった。

愛はちょっと泣きそうな顔をしてみせた。

和人は戻ってくると、紙を差し出した。

受け取ってみると、今日の課題のプリントだった。

「とりあえず、それやれ」

そう言うと、ビールを飲みだし、自分用のプリントを解きはじめた。

「あ…あの…和人…?」
恐る恐る声をかけた。

「あ?」
「シャーペン、貸して…?」
和人のキレイな眉が引きつった。