彼にまたあった。

あたしは、彼を見た瞬間から

ずっとずっと

暖めてきていたことを言った。


「一目ぼれしました。それで、あの」


彼は、涼しげな眼に

冷たい光を宿して言った。


「駄目だね。オレはあんたの友達の

ヒナちゃんにめぐり合うために、

生まれ変わったんだ。」


彼は、そのために

悪魔に魂を売ったといった。