さて、 白雪姫が手下をシバき倒していたそのころ、 女王は鏡の間にいました。 女王は唱えます。 「鏡よ鏡?世界で一番美しいのはどこのどいつだぁい?」 “……。” 鏡はオズオズと口を開こうとしますが、 女王の勢いに押されました。 「アタシだよっ!!!!」 “も、もちろん、女王様でございます。” 鏡の無理のあるお世辞に、 女王はニタァと笑います。 鏡はいつ割られてしまうかと 常にヒヤヒヤです。