「ネオ?」 「ねえ、色、おねがい」 「え?」 「お願い、死ぬことを怖いと言って。 生きていたいと言って。 おれの前から、いなくならないで」 震えるネオの声、 肩にぽたぽたを雫が落ちるのを感じた。 「色まで、いなくるなんて言わないで、 おねがい、おれの、側にいて」