「里海…ばーばのとこにいらっしゃい」
里海は泣きながら美加さんへ飛びつく。
それでもオレは、平常心を保てずにいた。
「美海は…美海は死ぬのか…?もう…何もできないのか…?」
自分の非力さが憎い…。
「後は…奇跡を信じるだけです…私たちにできるのは…」
「じゃあ…美海を家に連れて帰るよ…」
「海里くん?!」
「ここにいても助からないなら…どこにいたって同じです…。
美海も里海の側に…いたいはずですから…」
最後まで…
オレも側にいたいーー。
里海は泣きながら美加さんへ飛びつく。
それでもオレは、平常心を保てずにいた。
「美海は…美海は死ぬのか…?もう…何もできないのか…?」
自分の非力さが憎い…。
「後は…奇跡を信じるだけです…私たちにできるのは…」
「じゃあ…美海を家に連れて帰るよ…」
「海里くん?!」
「ここにいても助からないなら…どこにいたって同じです…。
美海も里海の側に…いたいはずですから…」
最後まで…
オレも側にいたいーー。

