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「イバーエ、これって・・・。」
遅れてきたリーグに声をかけられ、僕は正気を取り戻した。
「どうしよう・・・リーグ・・・これ・・・どうしよう・・・。」
「どうしようって・・・これ、お前がやったのか?お前の言術なのか?」
リーグは驚き、動揺している。言術を使った僕が驚いているんだ。僕が言術を使える事すら知らなかったリーグの驚きは尋常じゃない。
「うん。黙っててごめん。じいちゃんが、ちゃんと使えるようになるまでは、誰にも言っちゃダメだって言ってて。それで、それで・・・。」
「と言う事は、お前はきちんと言術を会得してないって事だよな?」
「う、うん。どうしよう、リーグ?」
「どうしようって・・・。確かに、このままじゃマズいしな。何か止め方とかは習ってないのか?なぁ?」
「止め方って・・・。そんなの習ってないよ・・・。」
「じゃ、今までこんな風になった事はなかったのか?」
「あったよ。でも、その時はじいちゃんが消してくれたから。」
それを聞いて、リーグは何か閃いたようだ。
「それだ。それだよ。」
「何が?」
「何がって、言術って言うのは一回出したら、しばらく使えないとか、そんなお約束はないよな?」
「ないよ。じいちゃんの言術見てきたリーグなら、そんなの知ってるだろ?」
「確認だよ。じゃ、お前の言術で、あの言術の逆の言術、それで打ち消したらいいんじゃないか?」
「あっ。」
まるで思いつかなかった。