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光の矢が見えた。無数の光の矢。
それが半狼になだれ込むように、墜ちた。半狼の体に突き刺さる。一本、二本、三本・・・。次々に刺さった。それでも光の矢は、なおも落ち続ける。半狼の体は立つ事が出来なくなり、地面に突っ伏した。
<もう、いいだろう。>
僕は光の矢を止めようとした。が、止まらない。雪崩のように、止められない。それだけ、僕の“助けたい”と言う気持ちが強かったのか、空には出番を待つ光の矢たちが留まっている。
<止まれ。>
ダメだ。
半狼の頭は潰され、血みどろになっている。どんなに優秀な学者でも、それが頭だと判別するのは困難だ。
<止まれ。>
勢いは留まるどころか、増し始めた。だんだんと、半狼の下にある地面までえぐり始めた。
「えっ、えっ、えっ・・・。」
思いもよらない力の強さに、僕は戸惑うばかりだ。