どれだけの時間が経っただろう。
雨は相変わらず、激しく降り続けていた。
「ねぇ、リーグ・・・?じいちゃんさ、いつになったら・・・、いつになったら・・・目を覚ますのかな?」
「なぁ、いつだろうなぁ?メルツさん・・・もう、起きてもいいんですよ。ねぇ、起きて下さいよ。」
リーグはじいちゃんを激しく揺すった。
「だめだよ、リーグ。じいちゃん、そんな風にしたら、ますます意地はって起きないよ。」
「そっか。」
「ねぇ、じいちゃん?リーグを許してやってよ。目を覚ましてよ、ねぇ。」
空に祈った。