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「イバーエ・・・?」
リーグが後ろから声をかけてきた。でも、雨音が強くて、僕には届かなかった。
「それって・・・?」
僕が抱えている黒いものに、紫色を見つけた。リーグも気がついた。
「な、なんで?」
僕の前にしゃがんだ。そこで、僕はやっとリーグに気づく事が出来た。
「リ、リーグ・・・。じ、じいちゃんが・・・。」
「えっ、嘘だろ?なぁ、嘘だよな?」
「そ、そうだよね?嘘に、嘘に決まっているよね?」
「あぁ、この間だって・・・死んだフリして、俺たち騙されたじゃないか。あん時は・・・びっくりしたよな?」
「じゃぁ、もうすぐ目を覚ますよね?」
僕の顔を伝うのは、雨だけじゃない。
リーグの顔を伝うのも、雨だけじゃない。
雨じゃないものの方が、たぶん多いはずだ。