じいいちゃんに言われた事を忘れていた。それは距離だ。第一言で届く距離、第二言で届く距離、それは全然違う。でも、第二言を使った事のない僕は、相手との距離を考えないで無意識に第一言を使ってしまった。
氷山は火の玉に届くことなく消えてしまった。
「・・・消えた。」
一番驚いたのは、僕自身だ。リーグを助けられると思っていた。それなのに、リーグを助けるどころか、僕自身をピンチにしただけだ。
「イバーエ、逃げろ。」
リーグは自分の事も忘れて、僕にそう言った。
さっきは勢いで走る事が出来た。
今は違う。思い切りの力をぶつけた氷山が消え、軽いパニックになっていた。それを炎の熱気が追い打ちをかける。
頭の中は真っ白だった。
「でへっ。少しだけ、ビビった・・・。誰だかわかんないけど、ビビらされてムカついた。一緒に死んじゃえ。」
火の玉、いや火の山を僕たちに投げつけた。
氷山は火の玉に届くことなく消えてしまった。
「・・・消えた。」
一番驚いたのは、僕自身だ。リーグを助けられると思っていた。それなのに、リーグを助けるどころか、僕自身をピンチにしただけだ。
「イバーエ、逃げろ。」
リーグは自分の事も忘れて、僕にそう言った。
さっきは勢いで走る事が出来た。
今は違う。思い切りの力をぶつけた氷山が消え、軽いパニックになっていた。それを炎の熱気が追い打ちをかける。
頭の中は真っ白だった。
「でへっ。少しだけ、ビビった・・・。誰だかわかんないけど、ビビらされてムカついた。一緒に死んじゃえ。」
火の玉、いや火の山を僕たちに投げつけた。


