きみのて

「はあああぁぁ……」




さっきからため息ばっかり。




どうにかして、テンション上げなきゃ。




…にしても、もう、自分的に悠介は吹っ切れたと思う。




未練タラタラじゃなくてよかった…




そりゃ、付き合ってる時は好きだったけど、




たった4文字で……たった1瞬で……冷めた。




運命の人でも現れりゃいいのに…









っていうか、何しよ?




あんまり頭使いたくないから、寝よっかな。




そう思い、机に顔を伏せた時―――――――――




パサッ…




あたしの頭に、ノートをちぎって丸めたものが飛んできた。