雪が積もり一面真っ白な通学路、




あたしは、携帯の画面を見つめたまま、動けずにいた。




“ 別れよ ”




目に映し出された4文字を、ただただ見つめる。




この瞬間、全部終わった。全部、失った。




「なんで……なんで………」




別れる理由とか、




他にも聞きたいことは山ほどあるけど…




返信する気にはなれない。




携帯を強く握りしめるた瞬間、




あたしの目からは大粒の涙があふれ出し、




止まる事なく流れつづけた。