なんてったってアイドル☆

「…ごめん。つい。」

うつむきながら花梨は言った。

「大丈夫なのか?」
大河はいつもよりずっとずっと真剣な顔で花梨に言った。


「へ?…どゆこと?」
首をかしげた。

「ほら。いつもそんなんじゃないから…」

(「なに?!心配してくれてるの?」)


そして平塚大河は花梨に近づいてきて

「俺もここにいよー。別にいいよな?」


「ま。まぁ。」

花梨は正直困っていた。なにがなんでも学年一のイケメンと中庭で2人っきりとは…


(「ドキドキしちゃうじゃんか…。」)