恋めぐり

よく知りもしない人達に、パンツの色を知られて、ブラを見られた。

「全員、みなごろしよ!」

道場が悲鳴に包まれた。

数分後、私は冷静さを取り戻した。

「いいかぁ、今のことは他言無用だ。女子の下着の色をペラペラと口にして騒ぐようではいかんぞ」


ボロボロになった藤堂くんがみんなに注意していた。

「そしてこれから直江には特別コーチ兼マネージャーとして剣道部に入ってもらった。みんな、頼むぞ」

結局、私は剣道部にも入ることになった。