オウリは少しだけ肩を震わせた。

「あんたもそうなんじゃないの?」

「お前がいれば計画は大きく前進するだろうが、お前が小さい子供と一緒にいるところを見たらその気は失せた」


「そう」

オウリはキラの横顔を見た。

「オウリ、歌を聞かせてくれ。一曲聞いたら帰ることにしよう」

オウリはステージに立った。

友のために。