恋めぐり

猛流たちは帰る支度を始めた。

これからの作戦のために

「じゃあな、桜理」

「うん。またね」

二人が帰ると、

私も家の電気を消して、寝室に入った。

ベッドに入るけど、寝るわけじゃない。

ケータイで、二人と連絡をとっていると、

庭で、また音がした。

そして足音。

それは段々、家に近づいてきて、二階によじ登る音もしている。

寝室のベランダに降りた音がした。