「愛してる」 シオの大きい目に私が映っているのがわかる。 吸い込まれそう…… ……だめ!ちょっと待って! 「シオ……いつもと違う、よ」 シオはフッと一瞬笑った。 気のせいかも、と思うような短い間。 ほんの一瞬。 「そうかもね」 シオは一瞬戸口の方に目をそらし、また私を見つめた。 「今まで、抑えてきたから」 シオの目が 私をとらえてはなさない… 「……もう逃がさない」