顔洗って、髪整えて、お化粧して、荷物まとめて。


15分で行けるか?

いや、やるしかない。



「手伝うから」

シオの手が伸びてきた。


「とりあえず、服を着ましょうね〜、那智ちゃんっ」

「死ね変態!」


『ドガッ』

「あぐっ……」

私はシオの死骸をまたごえて、洗面所に向かった。