「那智」 「シオ、ごめん、足、痛い」 息切れしてるから言葉も切れ切れ。 私、格好悪…… あー、ストラップが足の甲に擦れて、血がにじんでる… 絆創膏、持ってないし…… 突然、空がかげった。 というか、陽が当たらなくなった。 ん? 見上げると、そこにはシオ。 シオの陰が、私を覆っていた。