「ちょっとちょっと〜」 さっき、私の肩に手を置いていた男が、また私の肩に手を置いた。 さっきより、強く掴まれる。 「痛……」 ぐっと肩を掴み、私を強引に向き直らせた。 「それはないんじゃない?ため息ついてたから、親切で誘ってあげてんのにさ」 しつこい。 思わず、眉間にしわをよせてしまった… 「何?その顔」 「むっちゃ迷惑です、って顔してんね」 男達は引き下がる気配がない。