「もうっ!」 私はパニクって言った。 「私が腕を組みたかったの!!これでいいでしょ!?」 シオは笑った。 「素直でよろしい」 シオは、ふと考えた顔をして。 「那智がそういうことしてくれたんだから、俺も何か返さなきゃ、だな」 シオは組んでいた私の腕を引っ張った。 「那智、こっち」 シオはどんどん、雑木林の方へ分け入っていった。