「出発しようか」 シオの微笑みで、不安は吹き飛んだ。 と思った。その瞬間は。 私達はシオが貰って来た地図を頼りに、旅館を出発した。 もちろん、仲居さんに顔を見られないように注意しながら。 まさか、ファッションの為に持ってきたサングラスが、ここで役立つとは思わなかったけどね。