猫っかぶり彼氏。〜天然王子=俺様彼氏①〜




私は着替えとお化粧を済ませてから、シオのいる露天風呂へ続く、湯気で真っ白になったドアを勢いよく開けた。

『バタン!』


「シオ!出かけるよ……って、きゃぁぁぁ」


「ナチ、声おっきい!」


ドアを開けた目の前に、シオの姿があった。


ただでさえかっこいいシオが、髪から雫を滴らすせていて。


よりセクシーに見えた。


「は、早くなんか着てよ……」

「はーい、出かけるんだよね?私服着るね」