私は着替えとお化粧を済ませてから、シオのいる露天風呂へ続く、湯気で真っ白になったドアを勢いよく開けた。 『バタン!』 「シオ!出かけるよ……って、きゃぁぁぁ」 「ナチ、声おっきい!」 ドアを開けた目の前に、シオの姿があった。 ただでさえかっこいいシオが、髪から雫を滴らすせていて。 よりセクシーに見えた。 「は、早くなんか着てよ……」 「はーい、出かけるんだよね?私服着るね」