『バタン!』 ドアをわざと乱暴に閉めた。 シオの馬鹿っ! 変態! 私は、昨日食べてないはずの夕飯が、こっそり片付けられているのに気付き、熱い顔をさらにほてらせた。 仲居さんには、私達がえっちしてたの……バレバレ、ってこと……? 私は瞬間、ふと我に返った。 昨日のことですら、他人事に思える。 あんなシオの態度じゃ… 私の体が目当てみたいじゃない……