「那智の体は気持ちいい、柔らかくて」 シオは私をお湯の中でくるりと反転させ、後ろから抱きしめた。 「悪かったわね、太ってて」 私はシオの胸に寄り掛かりながら言った。 あぁ、素直じゃないなぁ、私。 バスタオル越しにシオの体温を感じる。 「褒めてるのに」 シオは少しむくれて。 「ふにふにした体、俺好きなんだけど。那智はまた格別だね。特にここ。」 むにっ 「きゃぁぁ」 どこを触ったか? ……言わなくてもわかるでしょ