そこから実ちゃんの仕返しが始まった。

実ちゃんが学校に来るようになってすぐにあたしの物が無くなった。

あたしの真似をするかのように、盗まれた物と同じ物を盗んだ。


「…ったくまただ」


今度はくつを盗まれた。

仕方なく裸足で帰る。


「まぁ所詮できることっていったらこれくらいよね。あたしにはKがいるんだから…」


ププーッ!!

次に実ちゃんにすることを考えていると、いきなり後ろから大きな音がした。

振り向くと車がこっちに向かって来ている。


「キャー…!!」


あたしはその場で気を失った。