ゲホッ!ゲホッ!


「渚、そんなに外ばかり見てないでベッドに入りなさい」

「でも近所の子たちが楽しそうに遊んでるの、だからもうちょっと見させて」

「渚…」

「もうちょっと…見るだけだから」


お母さんは私の肩にブランケットをかけた。

ニッコリと笑って一緒に外を見てくれる。

外は子たちが楽しそうに走って、笑い声が小さく聞こえていた。

羨ましいと思う気持ちが増していった。