だけど、鳴原さんとはそれ以上はなかった。



その後、みんなが騒いだまま教室に入ってきた。

その中には、ギャル系の子や、ヤンキーの男子や、怖い人も多かった。

ガラガラ

教室が開くと、少しだけ教室が静かになった。

それに動じない生徒もいる。

『みさなんっ!担任の狩野です。』


狩野という先生は、白髪混じりのおばさんで、50歳くらいの人だった。


見た目だけで、もうやぜそう。


『清き生徒を作るため、私はあなた達を徹底的に指導します。』

「うわ…。」


思わず、声を漏らすと、狩野はきっとあたしを睨んで元の顔に戻った。