ななと芭菜に、驚いていると、芭菜は笑いながら言った。
『あいつら、シメといたから。もうしないって思う。』
「そっか、ありがと!」
あたし達の会話に気付いたのか、黒川先生がカーテンを開けた。
『清水達は、もう戻った方がいいぞ。川辺は、俺が連れて行くから。』
『じゃな。』
「うん、ばいばい!」
その後も、黒川先生はずっとあたしに付いていてくれた。
『歩けるか?』
腰とお腹の激痛で、歩けない状態だった。
『俺が車で送ろうか?秘密だけどな。』
「えっ、いいの!?」
『秘密だけどな。』
そして黒川先生のうまい言い訳で、早退することになった。
『鞄持ったら、駐車場に来いよっ!』
「はぁーい。」
先に行く黒川先生を見送り、保健室に戻り、鞄を手に取った。
『川辺さん、大丈夫?』
保健室の先生は、やけに優しい。
「はい…。」
『お大事にね。』


