『あかり、行こう。』
移動教室のときも、必ず一緒に居てくれる。
「うんっ!」
他の学年から、じろじろ見られても芭菜の睨みで弾き飛ばした。
「あっ、ノート。教室かもぉ。ちょっと待ってて!すぐ来るから。」
来た道を走り、教室に入り忘れたノートを取って教室を出る。
バタンッ
急に腰に激痛が走り、あたしは床に伏せていた。
『あっ、ごめぇ〜んっ!いじめたら、芭菜からいじめられるでしょ?だからここで、楽しませてあげるよ。』
意地悪そうに笑うのは、さっきあたしに向かって何か言った、あの人だ。
あたしのお腹を蹴って、胸ぐらを掴もうとすると、廊下の足音が近くなり、その人達は逃げた。
蹴られたお腹と背中は、痛みに勝てるわけもなく、横たわって、お腹を押さえていた。
『川辺っ!』
この声は、黒川先生。
「先生…。」


