「おはよ!」
『学校来るとか、えらいじゃん。』
ななも、あたしの頭の上に手を乗せて言った。
「来てみた。」
『来なかったら良かったのにぃ。』
教室のどこからか、聞こえた意地悪な声。
『あ?なんつった?』
さっきまで強気だった子が、芭菜の言葉に怯える。
『お前ら、あかりいじめたら、うちがあんた等いじめるから。』
芭菜は近くにあったイスを、力強く蹴った。
ななが止めに入っても、芭菜はさっきの子を睨む目は押さえなかった。
『悔しいんだよ。』
小さく言った芭菜の言葉は、教室の騒つきにより消された。
そのまま、先生が来て授業が始まった。


