「ねぇ、健〜。」

『ん?』

「寂しいから、一緒に寝ちゃダメ?」

『えっ?』

「なんか温もりが欲しい。」

『…いいよ。』

あたしは、健とベッドに入って丸まった。

すると健は、あたしを抱き締めたまま、寝息をつき始めた。

「おやすみ、健。」

そしてあたしも、健の香りをかぎながら、瞼を閉じた。