「二個上だけど…、知ってるかな?」
『あぁー。その人ヤンキー?』
「うん、相当ね。弘樹って聞いたことない?」
『えぇ!あの弘樹!?知ってる、知ってる〜!結構ここら辺じゃ有名だよ!』
「そんなに凄いんだぁ〜…。」
『そうだし!その内にあかりちゃんも有名になるかもね〜?』
「ならない、ならない。弘樹は信用してる人にしか、あたしの事紹介しないって言ってた。」
『大切になれてんじゃんっ!』
「そうじゃないよ〜。ただ会わせるのめんどくさいだけなんじゃ?」
『有り得ないし。』
小春ちゃんは、好きな人に片思いらしく、彼氏が羨ましいと言っていた。
『あ、待って。今何時?』
「今〜…。」
時計を見上げると、いつの間にか四時を回っていた。
『やば!ばあちゃんの畑手伝うっていう、約束の時間が四時半だったんだよね。今から用意したら、ギリギリだからもう行くね!』
「偉いね、お手伝いとか。」
『ただの小遣い稼ぎ。』
笑いながらバッグを持ち上げて、あたしの後ろを歩き玄関に座り込んだ。
『また来ていい?』
「いいよ!」


