あれから数日が過ぎようとしていた。
何も変りがない毎日
しいていうなら私と雅。
私たちはあれから一言も喋ってない。
というよりは会っていない。
別に何も問題はないんだけど

「あ,隆也今日バイト?」
「うん」
鏡に向かってワックスを髪につけている隆也。
「私もバイトしようかな」
「どうして?」
「自分のアパートの家賃だってあるし」
「バイトしてもいいけど無理はすんなよ」
「分かってる」

うんと頷いた隆也。
私も隆也にばっかり甘えてちゃダメだよね

隆也が家を出てから
私はパソコンでバイトを探していた。
どんなバイトがいいんだろ?
制服も重視だけどやっぱり一番気になるのは
バイト料だよね,でもこんなに安いの!?
「どうしよう?」
んーと頭を抱えていたらインターフォンがなった。

私は早足で玄関へ向かった。
ドアを開けると懐かしい人が立っていた。


「れなぁ!!久しぶりw」
「嘘!?何で!?!?」

目を丸くして驚いている私を
ケラケラと笑っている・・懐かしいね。