先生は現代文の俺の担当の先生ってのもHRで話していた。




『楓は本好きか?』




『うん。好きだよ。文章読んでると落ち着くんだ。


ってより図書館って空間も特に好き


なのかも』



『そっかそっか。そしたら先生も国語教えがいあるってもんだな。


ははは』



少しの間、僕は先生との会話を楽しんだ。




さらに明日から学校が楽しくなる気がしてきたんだ。




窓の外には西日が差し込んできたころ


先生は職員室に戻っていった。




そして誰もいない図書館から見る夕日は




この一人っきりの図書館を




オレンジ色に染めて




僕だけのものにしてくれたんだ。




僕は日が落ち始めたばかりの夕日を




じっと見つめていた




その時、僕は気づいたんだ





四階建の校舎の三階にある図書館





僕らの教室に戻れば・・・・・




もっと素敵なものが見れるんじゃ




ないかって




その時、神様は




僕が



想像しているよりも




もっと



素敵な景色を



プレゼントえお用意



してくれていました。











僕は今でもこの日を忘れられないんだ・・・・・





これからもずっと




あまりにもその景色が



綺麗だったから・・・・・・