「ねぇ、活宮を生贄にしようよ!」

「そうだね!そうすれば助かるかもしれないしね!」

「えっ…それは……」



そこには、同じ会社に勤めていた里見、河村、青木がいた。

そして、活宮と言うのは同じ会社の社員だった。

だが、活宮は性格がおっとりとしていて、事務作業も遅かった。

だから、他の社員には好かれていなかった。



「何?文句でもあるの??」

「そうよ、あんなに仕事遅くて…何にも役に立ってないんだから、いらないでしょ?」

「…。」



青木はうつむいて頷いた。