中山が死んでから3日が過ぎた。

渡邊は中山の悪口ばかり言っていた。



「あんな奴がいなくなったから、生活は少し楽になりましたな。」

「あんな奴を悔やむ事はない!あいつが最初に裏切ったのだから。」



笑いながら言う渡邊が憎くて仕方なかった。

でも、あたしには何もする事が出来なかった。

あたしの手で、何度渡邊を殺してやろうと思った事か…。

でも、神様は渡邊の行いをちゃんとみていらっしゃった。

そう、渡邊は殺されたのだ。

自分だけ助かろうとして。





渡邊の死体が握っていたメモ。

それに書かれていたのは…