いっちゃ……駄目。

私の中の誰かがそう告げた。

体じゅうの危険信号が鳴り響く。

なんでか分からないけど、冷や汗が背中を伝った。


こんなに私自身が私に警告しているのに。

私は馬鹿だから……。

危険なら危険なほど、もっと知りたいと思ってしまう。


ここが夜鬼の秘密に繋がっているんじゃないかと思えて……

もっと、もっと……。


夜鬼の全てを知りたい。


そう思ってしまう私は

貪欲に……


夜鬼を求めていた。

だから私は……。


とうとう行動にうつってしまった。