今でもあなたを愛してる。

『ねぇ?』

「んん~?」

『急にどうしたの?』

「いや、なんとなく。」


なーんだ、なんとなくなんだ。
ちょっとがっかりした私。
『ふーん。』

「彩奈ちゃん、頭いーの?」

『いきなりどしたの』

「いや、制服」

あぁ、そっか。
この間会った時は私服だったのか。

『自分から頭良いって言う人いる?』

「でも、その制服、海南だろ?」

『まぁ、そうだけど』

「すげぇー天才じゃん」

『そんなことないよ』

隼人のあまりの驚きように、可笑しくて笑みが思わずこぼれた。
いつもは、こういうふうに制服や、見た目だけで判断されるのが大っ嫌いだ。
だけど、隼人が言うと、何故だか嫌にならない。
隼人パワーは不思議だぁ…