今でもあなたを愛してる。

『それで、隼人は…?』


「俺、すげー迷ったんだ。
適当にごまかそうか、正直に話そうか…

だけど、やっぱごまかせなくておおざっぱに話した。


父さんと母さんが離婚して、母さんに無理やり止めさせられた。ってな

そしたら、バイオリンの先生も納得した。
先生も母さんが、バイオリンのことあんま良く思ってなかったの知ってるからな」


『そうなんだ』


「あぁ。それでさ、先生言ったんだ。」