駅に着いたのはジャスト19時だった。 そこにはもう愛しい人の姿があった。 『ごめん、遅くなって』 「全然、今来たとこだから。 じゃあ、行こっか」 そう言って手を差し出してきた。 今では手を繋ぐことなんて当たり前になった。