みっちゃんが去って行ってからベンチに座った。


みっちゃんは泣き顔見られたくないからと言って、少し散策してホテルに戻った。


俺もそろそろみんなのところに戻らないといけないけど、もう少し一人でいたかった。


橘のアドレス聞いとくんだったなぁ。


きっと何があったか気付いてると思うから。先行っててって伝えられたのに。


そう思っているとケータイが鳴った。


知らないアドレスからだった。