百合子と一緒にお守りを買いにくるとひとつのお守りが目に付いた。


それは今私の鞄の中に入っているお守りと同じ。
あのお守りは色褪せてたけどここに並んでるのは綺麗なまま。


私はそのお守りをふたつ手に取った。


お守りのひとつを取り出して今きっと頑張っている健一くんに心の中でエールを送った。