教壇で話しているみっちゃんを見つめる。


首には兄貴があげたネックレスが光っている。


兄貴が大学生の頃必死にバイトしてみっちゃんの誕生日にあげたものだ。


まだ高校生だったみっちゃんはすごく喜んで何回も俺に自慢してきた。


長く付き合ってるけど、お互いにお互いの事を大事に思ってる事は痛いほど分かっているんだ。